先に結論
『落ちたら誰かが気づく』から脱却します。外形、証明書、ドメイン登録を別々に監視し、期限切れ時は時間を失わない順序で復旧します。
最小構成は4種類
| 監視 | 検知する失敗 | 最低限の設定 |
|---|---|---|
| HTTP外形監視 | 停止・5xx・遅延 | HTTPS URL、期待ステータス、複数回確認 |
| 内容監視 | 200だがエラー画面 | 安定したキーワードを確認 |
| SSL監視 | 期限・チェーン・ホスト名 | 30/14/7日前など複数段階通知 |
| ドメイン登録期限 | 更新漏れ・失効 | 自動更新+別ドメインの連絡先 |
停止した時の技術切り分けはWebサイトが開かない時のガイドとセットで運用します。
期限切れに見えた時の分岐
| 観測 | 確認先 | 優先対応 |
|---|---|---|
| WHOIS/RDAPで登録期限超過 | レジストラ | 更新・復元可能期間と費用を即確認 |
| 登録は有効、DNSが解決しない | レジストリ・権威DNS | clientHold、委任、DNSSECを確認 |
| DNSは正常、証明書期限切れ | CA/CDN/LB | 証明書の更新・実提示を確認 |
| 期限は正常、5xx/timeout | CDN/LB/オリジン | 上流障害を切り分け |
| Webとメールが同時停止 | ドメイン/DNS | MXを含め登録・委任を優先確認 |
重要:ドメイン、DNS、ホスティング、SSLを同時に買い直したり変更しません。契約先と公開応答から、期限が切れた対象を確定します。
ドメイン失効時の初動
- レジストラ、ドメイン、期限、現在のステータス、発見時刻を保存する。
- レジストラの公式窓口で更新期間・復元期間・料金・必要手続きを確認する。
- 同じドメインのメールが止まっている場合、別ドメインの連絡先で対応する。
- 復元後は、委任NS、DNSSEC、A/AAAA、MX、TXT、CAAを順に検証する。
- Web、メール、証明書の外形確認が終わるまで、復旧完了としない。
ICANNのポリシーでは、期限前のおよそ1か月・1週間の通知や、失効時のDNS解決遮断、更新手順の案内が規定されています。ただし具体的な猶予・復元期間はTLDとレジストラで異なります。AWSも復元料金が通常の登録・更新より大幅に高い場合があると案内しています。
監視間隔と通知を決める
- 通常サイト:5分間隔を基準に、2〜3回連続失敗で通知。
- 売上直結機能:1分以下や複数地点を検討。
- SSL・ドメイン期限:30/14/7日前など複数段階で通知。
- 通知先は当該ドメインのメールだけに依存しない。
- 警告と復旧の両方を通知し、停止時間を記録する。
所有者確認:自動更新だけで安心せず、支払方法、登録者メール、管理アカウント、レジストラロック、期限を四半期ごとに棚卸しします。
設定後に必ず試す
- テスト用URLを一時的に失敗させ、停止通知が届くか確認する。
- 通知先担当者が不在でも受け取れるか確認する。
- 復旧通知とインシデント記録が残るか確認する。
- 期限通知のテストまたはサンプル通知を確認する。
- 四半期ごとに通知先、支払方法、対応手順を見直す。
監視サービスの選び方
必要機能はサイト数、停止損失、通知先で決まります。UptimeRobotは50監視の無料枠を掲げ、有料プランでSSL・ドメイン期限などを提供しています。無料枠から始め、実際に必要な通知機能が有料なら費用と停止損失を比較します。
本サイトは現時点でUptimeRobotとの提携関係はありません。将来紹介リンクを使う場合は明示します。
公式情報
よくある質問
ドメイン期限とSSL期限は同じですか?
別物です。ドメイン登録、DNS、ホスティング、TLS証明書は契約・更新先が異なることがあります。何が切れたかを管理画面と公開応答で確認します。
期限切れ後も同じドメインを必ず取り戻せますか?
保証できません。TLDとレジストラ、失効からの経過時間で更新・復元可否が異なります。復元可能でも通常更新より高額な場合があるため、登録先へ直ちに確認します。
同じドメインのメールだけで期限通知を受けてよいですか?
期限切れでそのドメインのメールも受信できなくなる可能性があります。ICANNも登録ドメインとは別の連絡先を用意することを推奨しています。